道なき未知 (ワニ文庫)

道なき未知 (ワニ文庫)

著者 : 森 博嗣

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定価 : 1000円(税別)

  • 判型 : 文庫
  • 刊行年 : 2019/04/22 発売
  • ISBN : 9784584394021

内容紹介

「生きづらさ」を「生きやすさ」に

変える「発想」というマジック

作家・森博嗣が伝授する万能の秘訣

「今、この本に出会えてよかった。」と、思える本との出会いは最近ありましたか?

あなたが大切にする人に、どうしても教えてあげたい本を何冊持っていますか?

言葉を使うこと、そして考え追究することを職業としてきた

作家森博嗣の思考と発想のエッセンスが凝縮された「あなた」のための一冊。

そして「あなたが大切にする人」のための一冊でもあります。

(以下本文より抜粋)

道は、歩かなければ行き着けない。道が人を運んでくれるのではない。人を歩かせるものは、道を見ている目、見えない先まで思いを馳せる頭、そして、一歩ずつ繰り返し交互に前に出る足である。

道の先にあるものは未知だ。なにかがありそうな気がする。この予感が、人を心を温める。温かいことが、すなわち生きている証拠だ。

したがって、行き着くことよりも、今歩いている状態にこそ価値がある。知識を得たことに価値があるのではなく、知ろうとする運動が、その人の価値を作っている。

たとえば、人生という道だって、行き着く先は「死」なののだ。死ぬことがこの道を歩く目的、価値ではないことくらい、きっと誰でもわかっているだろう。

(以下、目次より見出し一部抜粋)

道を探しているだけで良いのか?/時間の第一法則

兎が亀に負けるか?/思考の道筋/表通りか抜け道か

人生の道草/絆という幻想/精神論はノウハウではない

発想できる頭を持とう/目的達成に必要なもの

頭のダイエットをしよう/「発想」というマジック

映像で考える/思考と行動の両輪/トラブルがあるのが普通

神と理屈はだいたい同じ/仮説で切り開くフロンティア

理屈による説得は難しい/矛盾の活用/「死」について考えよう

まとめるな、まとまるな/「自分を信じろ」は正しいのか?

目標は転ばないこと/エラーが出ると嬉しくなる

装飾でなく本質を/言葉より数を見る/「甲斐」vs「やすい」

多数派か少数派か/落ち着かなくても良い/一所懸命より誠実さを

いつまでも子供でいたい/後悔する人は後悔したい人

未知こそが教養である/etc.

 

著者プロフィール

森 博嗣