本当は怖い日本の神さま

本当は怖い日本の神さま

著者 : 戸部 民夫

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定価 : 860円(税別)

  • 判型 : 新書
  • 刊行年 : 2018/12/12 発売
  • ISBN : 9784584125953

内容紹介

神話の神さまのもう一つの顔、日本史を騒がせた怨霊神、神さまになった妖怪たち、

民話・伝説でおなじみの悪神などをテーマに、エピソードをふんだんに織り交ぜ、

ドラマのある神さまの裏の顔をじっくりと紹介。

太陽神「アマテラス」は機嫌ひとつで干ばつや疫病を起こす!

大地の恵をもたらす「イザナミ」は

死者の住む黄泉の国の女王!

ヤマタノオロチを退治した英雄「スサノオ」こそ秩序の破壊者!

「雷神」は日本神話に最初に登場する怪物!

ふだんは優しい「神さま」にも恐ろしい裏の顔。

【目次】

第1章 神話の神さまのもう一つの顔

伊邪那美命―「神々の母」のもう一つの顔は死者の国の女王

素盞嗚尊―「諸悪の元祖」とされる荒ぶる神の代表格 ほか

第2章 日本史を騒がせた怨霊神

崇徳上皇―「日本の大魔王」になると誓った日本史上最凶の祟り神

菅原道真―「学問の神様」は、もとは災いをもたらす悪神だった ほか

第3章 神さまになった妖怪たち

天探女―記紀神話の中で唯一呼び捨ての嘘つき魔女

物の怪―多くの物語に登場する妖怪だが、神聖な一面も ほか

第4章 民話・伝説でおなじみの悪神

河童―病気を流行らせ、子どもを殺す魔性の持ち主

雷神―日本神話に最初に現れる醜く恐ろしい怪物 ほか

第5章 可愛い動物の霊が祟る

犬神―主人の命じるままに他人に祟りをなす

猫神―なぜ猫を殺すと取り憑かれるのか ほか

著者プロフィール

戸部 民夫

1947年、群馬県生まれ。法政大学卒業。美術関係出版社勤務後、作家に。主な著書に『「日本の神様」がよくわかる本』、『ツキを呼ぶ「神社・仏閣」徹底ガイド』(以上、PHP文庫)、『日本の神様と日本人のしきたり』(PHP研究所)、『日本神話の神々』(三修社)、『全国一の宮紀行』(ワニ文庫)、『戦国武将の守護神たち』(日本文芸社)、『神様になった動物たち』(だいわ文庫)、『ありがたい神社の歩き方、神様の見つけ方』(芸術新聞社)、『日本の神社がよくわかる本』(光文社知恵の森文庫)、『神社でたどる「江戸・東京」歴史散歩』(洋泉社)など多数。