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内容紹介
私は性格的に学問的にも保守思想(すなわち近代的理念・理想・理性・合理主義に対する懐疑的な姿勢)に馴染んできたので、右翼や左翼、要するに理想主義者とは相容れないところがある。未来にせよ過去にせよ、理想郷を設定するのが不可能な時代に生きているということを自覚できない時点で、やはりそれは弱者の思想だと思う。その前提の上で、半ば自嘲気味に、あるいは戦略的に右や左を演じている人々は面白いし、場合によっては知的な刺激を受けることもある。本書で扱うのは彼らではない。「下」である。右翼の底辺「右下」もあれば、左翼の下層「左下」もある。橋下という政治家もいた。
著者プロフィール
適菜 収
1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『クソジジイ!ショーペンハウエル 絶望の時代の最強の生き方』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?』(以上、講談社+α新書)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志との共著『思想の免疫力 賢者はいかにして危機を乗り越えたか』、『AIは人間を殺さない、飼い殺す 全体主義という心地よい檻』、『高市早苗という病』『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、『日本をダメにした新B層の研究』(KKベストセラーズ)、『ニッポンを蝕む全体主義』『安倍晋三の正体』(祥伝社新書)など著書60冊以上。「適菜収オフィシャルサイト」はこちら。https://tekinaosamu.com/