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内容紹介
日本人の約20%が悩んでいる「慢性痛」。 痛み治療の専門家•明治国際医療大学の伊藤和憲教授が、病院や手術に頼らないで、痛みがスーッと消えていく「カンタン•安全•有効! 」な痛みの最新セルフケアを初公開します!
「レントゲンなどでは原因がわからないが痛くて仕方ない」「幾つもの病院に行くが痛みが長年良くならない」……など、日本人の約20%(14~24%)が「慢性的な痛み」に悩まされているといわれています。
最初は「凝り」や「ハリ」がある程度だった「痛み」も、きちんとケアをしないでいると「痛み回路」が確立。脳が過敏になり、「痛み」は慢性化。あちこちが痛くなったり、不眠症を始め様々な病気をも併発してしまうのです。さらに、「痛み」がひどくなり「慢性痛症」になってしまうと、寝たきりになるなど社会生活に支障をきたすことにもつながります。「このところ痛みを感じがち。体が不調だ」と感じたならば、早め早めのセルフケアに取組みましょう。
この本では、「痛みの正体」を紐解き、痛みが起きる根本的な理由を解明。「頭痛」「肩凝り」「腰痛」「膝痛」「頚椎症」「神経痛」……など慢性痛の人が抱える「痛み」がスーッと消えていく「セルフケア」に、あらゆる角度から取り組んでいます。 その方法は、厚生労働省の科学研究に基づくプログラムに基づいたもので、痛み治療を行う世界鍼灸学会の先生約2000人にも指導されている内容。近年、地下鉄サリン事件やJR福知山線脱線事故の被害者の痛み治療にも取り入れられるなど、痛み治療の最前線メソッドを初公開します。
具体的にはまず、「足踏み50歩測定」で痛みを測定し、「ストレス型」「老化型」「生活習慣型」の3タイプに分類。タイプ別に「痛みを抑える“ゆるトレ"」と「根本原因を取り除く “筋トレ"」を紹介。さらに、痛みが起きるサイン、それぞれのタイプで痛みが発症しやすい部位と症状、その対処法を解説。さらに食事や「痛み日記」といった痛みを治す7つの習慣を挙げ、「痛みをコントロールする方法」を伝授します。
著者プロフィール
伊藤 和憲
明治国際医療大学教授。鍼灸学博士。全日本鍼灸学会理事。大阪大学医学部生体機能補完医学講座特 認研究員。1972年生まれ。2014年4月、厚生労働省の科学研究費を得て「慢性痛患者のためのセルフケアガイドブック」を作成。明治国際医療大学京都桂川鍼灸院「mythos361」 院長を務め、「はり・きゅう」の治療に当たるとともに、慢性痛患者のためにセルフケアを指導。また、地下鉄サリン事件やJR福知山線脱線事故の被害者の「痛み」ケアにも当たっている。専門家や一般市民に向けて年に50回以上の講演を行なっている。