経済で読み解く大東亜戦争

経済で読み解く大東亜戦争

著者 : 上念 司

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定価 : 1,100円(税別)

  • 判型 : 四六判
  • 刊行年 : 2015/02/01 発売
  • ISBN : 9784584136157

内容紹介

●内容紹介

 

「大東亜戦争」とは何だったのか?
“地政経済学"で「日米開戦」の謎を解く!

日本は70年前も「資本主義」の強国だった! !
「金本位制」復帰による「世界恐慌」で瀕死の欧米、
「共産革命」のソ連&中国……。

「第一次世界大戦」から「大東亜戦争」「高度経済成長」まで、
グローバル経済の荒波に立ち向かった日本の苦闘を“経済的視点"で描く―。

「経済」がわかれば、「戦争」がわかる!

戦後70年睦月に贈る、著者渾身の書下ろし! !

日本はなぜ「大東亜戦争」に突入したのか
■ 「軍部台頭」というファンタジー
■ 「昭和恐慌」の真因は“インフレ"ではなく“デフレ"
■ 「戦争をすると儲かる」は本当か?
■ 「金本位制」の致命的欠陥
■ 金本位制絶対派 vs. 元祖・リフレ派
■ 経済には「絶対に逆らえない掟」がある
■ 戦前にもあった「日本ダメ論」
■ 経済政策の間違いが「大東亜戦争」を招いた 他

 

 

●目次

 

◆序 章 【経済と戦争の相関】
「経済」がわかれば、「戦争」がわかる!
・「植民地」とは「海外投資」である
・「経済戦争」という言葉は、バカが使う言葉 他
◆第一部 【第一次世界大戦までの世界経済の動向】
「金本位制」が世界経済を成長させ、そして、奈落に突き落とした……
・島国のイギリスが「経済大国」になった理由
・マルクスの大きな勘違いとは? 他
◆第二部 【第一次世界大戦の明暗】
凋落するドイツとフランス、台頭するアメリカと日本
・ドイツ人の英仏に対する復讐心
・「対米開戦」へのレール 他
◆第三部 【第二次世界大戦前夜の日本経済】
日本はなぜ「大東亜戦争」に突入したのか
・日本を貶めた“ハゲタカ"経済人
・痛みに耐えてもバラ色の未来はやってこない 他
◆終 章 【日本の戦後復興】
焼け野原から「高度経済成長」を成し遂げた奇跡の国・日本
・急成長を遂げた日本の自動車メーカー
・高度経済成長とは「日本を取り戻す政策」のことである 他

著者プロフィール

上念 司

経済評論家。1969年、東京都生まれ。

 中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。

2007年、経済評論家・勝間和代と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。

2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。

 金融、財政、外交、防衛問題に精通し、積極的な評論、著述活動を展開している。

 著書に、『≪完全版≫「日本ダメ論」のウソ』(イースト・プレス)、『TOEICじゃない、必要なのは経済常識を身につけることだ! 』(ワック)、『デフレと円高の何が「悪」か』(光文社)他多数。