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内容紹介
本書を読むだけで健康になる! 長生きできる習慣と秘訣が身につく!
「日本人の体質」を科学的に説き、「正しい健康法」を提唱している奥田昌子医師。メディア出演で人気に!今もっとも注目される内科医にして著述家である。
日本人誕生から今日までの「食と生活と病気」の歴史を振り返り、日本人の体質に合った正しい「食と健康の奥義」を解き明かす。壮大な「食と健康」の歴史を学べる教養大河ロマンでもある。
◆なぜ日本人は長寿になったのか」
◆日本人はどんな病気になり、何を食べてきたか
◆けっして忘れてはならない「養生の知恵」とは
日本人の体質、病気、食べ物、食事法、習慣、気候、風土……
日本人を長寿にした「和食道」1万年の旅
「医学が進歩するにつれて明らかになったのは、病気を遠ざけ、長寿を楽しむには、薬を飲んだり、手術を受けたりするだけではとうてい足りないということでした。
食生活や心のありようを含む生活習慣を正さない限り、病気の根は残ります。
なぜでしょうか。
それは、体質や病気のかかりやすさは、生活習慣によってかなりの部分が決まるからです。食生活次第で体は良いほうにも悪いほうにも変わります。食べものをうまく選び、生活習慣を整えるのが大切なのはそのためです。健康に良いイメージのある和食も、はじめから健康に良かったわけではないのです。
日本人は自分たちの体で効果を確かめながら、長い歳月をかけて和食をより良いものにしてきました。体と食のかかわり合いの歴史を調べることで、私たちは多くのことを学べるはずです。
私は医師として、日本人の体質を踏まえた予防医療を考えてきました。その立場から、日本人の病気と食の歴史をたどり、忘れてはならない教訓や、今の時代に生かすべきヒントを引き出したのが本書です。————「はじめに」より抜粋
《目次》
第1章医術もまじないも「科学」だった~縄文時代から平安時代まで
第2章食べて健康になる思想の広がり~鎌倉時代から安土桃山時代まで1
第3章天下取りの鍵は健康長寿~鎌倉時代から安土桃山時代まで2
第4章太平の世に食養生が花開く~江戸時代
第5章和食を科学する時代が始まった~明治時代、大正時代
第6章和食の〝改善〟が新しい病気をもたらした~昭和時代から現代まで
著者プロフィール
奥田 昌子
京都大学大学院医学研究科修了。内科医。京都大学博士(医学)。愛知県出身。博士課程にて基礎研究に従事。生命とは何か、健康とは何かを考えるなかで予防医学の理念にひかれ、健診ならびに人間ドック実施機関で20万人以上の診察にあたる。人間ドック認定医。著書に『欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」』(講談社)、『内臓脂肪を最速で落とす』(幻冬舎)、『実はこんなに間違っていた! 日本人の健康法』(大和書房)などがある。