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内容紹介
あの時も「集団安全保障」で世界は大戦へ突き進んだのだ!
日本の敗戦に最大の影響を及ぼした独ソ戦の真実――
史上最大の独裁者はいかにして激突したか
戦後70年経っていま甦る〈悪の戦術学〉
ときあたかも、第2次世界大戦のさなか。1941年6月22日、独ソ不可侵条約を破ってナチス・ドイツ軍はソ連に侵攻する(バルバロッサ作戦)。
1939年の独ソ不可侵条約の締結は、世界を驚かせたが、この独ソ戦の開始はその後の太平洋戦争開戦、日本の敗戦にも大きな影響を及ぼした世界史に残る第一級の戦争であった。
20世紀が生んだ二人の独裁者(ヒトラーとスターリン)が正面から激突したこの独ソ戦(ロシアではこれを「大祖国戦争」と呼ぶ)を、二人の悪魔はいかに戦ったのか。人間を信頼しないことにかけては誰にも負けない、裏切りと権謀術数の独裁者の作戦、勝因、敗因を分析し(東部戦線)、同時に連合国のルーズヴェルト、チャーチルも含めた第二次世界大戦の中心場面(西部戦線)を大柄な絵巻物に描き出す著者渾身の歴史読み物。
悪魔の思考に翻弄された二十世紀の最暗部があぶり出される!
ヒトラーを倒せるのがスターリンしかいなかったのが、20世紀の悲劇だ!
著者プロフィール
中川 右介