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内容紹介
正しい努力だけが人間を磨く
苦労とともに生きた、野村元監督の野球人生のすべて
「苦労は買ってでもしろ」と心から思う。現役を退いてから、その差は広がる。
私には、苦労してきたことの自負がある。何かあるといつもその苦労を思い起こし、
頑張ってきた経験がある。
ボロボロになるまで現役にこだわったのは、
ブルペンキャッチャーとして入団した、辛い経験があったからだ。
最後は不器用が勝つ。
なぜなら不器用な人は、器用な人が未経験なことを経験しているのだから────。
苦労が人間を磨くのは、「思考」「感性」「勇気」が自然と育まれるからだ。
1 どうにかこの状態から抜け出したい」と本気で願うとき、
現状の苦労から抜け出すための方法を一生懸命「考える」という習慣が育まれていく。
─────────「思考」
2 そして「自分には何が足りないのか」を考える。
すると今度は、自分や周りの人間がおかれている状況や心理、
変化を敏感に察知するようになる。
─────────「感性」
3 そこから「何かを変えなければいけない」ことに気づけば、
苦労から抜け出すために新しいことに果敢にチャレンジする「勇気」も身についていく。
─────────「勇気」
苦労とともに生きた、野村元監督が「凡人」だからこそ成功できたという、
その「正しい努力」の方法を語る。
著者プロフィール
野村 克也
1935年、京都府生まれ。1954年にテスト生として南海ホークスに入団。1980年に45歳で現役を引退、解説者となる。1990年には、ヤクルトスワローズの監督に就任し、4度のリーグ優勝、3度の日本一に導く。1999年から3年間、阪神タイガースの監督、2002年から社会人野球のシダックス監督、2006年から東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を歴任。2010年に再び解説者となり、現在、多方面で活躍中。