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内容紹介
〇10年間にわたる戦いはなぜ起きたのか?
〇織田信長最大の強敵は武田信玄、上杉謙信ではなく、本願寺顕如であった! !
〇知られざる信長の一面が浮かび上がる
信長の「天下布武」の過程で大きな障害となったのが、各地の一向宗門徒であり、石山本願寺であった。一向宗門徒の殲滅を計る信長に対し、本願寺の顕如は、各地の一向宗門徒に蜂起を指令、かつ武田信玄・浅井長政・朝倉義景・毛利輝元・足利義昭らと“反信長戦線"を構築して徹底対決した。そんな十年に及ぶ石山本願寺合戦の全貌を、本願寺の側から克明に活写し、日本戦国史に一石を投じる一冊。まさに、この戦いは、日本の中世から戦国、そして近世にいたる時代を決定づけるものであった。
◆大坂こそ、アジア・南蛮へ通じる海の回廊の拠点!
◆本願寺に君臨した“女宗主"慶寿院! ?
◆十万人を動員した石山攻略作戦! !
◆本願寺を支えた雑賀衆の実態! ?
◆キリスト教宣教師が見た石山本願寺の兵力! ?
◆石山本願寺が焼亡した本当の原因と教如の義絶!
〇本願寺側だからこそ見える石山合戦の真実! !
著者プロフィール
武田 鏡村
1947年、新潟市生まれ。日本歴史宗教研究所所長。主な著書に『親鸞・差別解放の思想と足跡』『関東の親鸞』『虚無僧』(以上、三一書房)、『越後の親鸞』(恒文社)、『決定版親鸞』『図解五輪書』『図説 山鹿流兵法』『たのしみは日常のなかにあり』(以上、東洋経済新報社)、『黒衣の参謀列伝』(学研M文庫)、『一休』(新人物往来社)、『良寛 悟りの道』(国書刊行会)、『名禅百話』『前田利家の謎』『大いなる謎・織田信長』(PHP文庫)ほか多数。