KKベストセラーズではワニの本、ワニ文庫、ベスト新書として古くから親しまれている単行本や新書の書籍出版を中心とした出版社で、ウェブメディア「BEST TiMES」などの運用も行っております。
内容紹介
3月26日のダイヤ改正で、ついに日本列島は北海道から鹿児島まで、新幹線によって結ばれることになります。カラー写真で日本が誇る「新幹線」の歴史を車両、路線ごとに網羅的に紹介する完全保存本。
●世界に知らしめた
メイド・イン・ジャパン
●新技術よりも「実証済」の採用が成功のカギ!
●エリザベス女王を満足させた運転技術!
●新幹線50年史から北海道新幹線の全貌まで
○なぜ鉄道先進国の欧米を上回る新幹線が誕生できたのか?
◆戦前から?新幹線の礎となった「弾丸列車計画」
◆日本が世界の鉄道ルネッサンスを巻き起こした
◆開業時から車内サービス! 冷水器と封筒型紙コップ
◆コックさんと働いたビュフェ体験記
◆今なお人気の世界最速新幹線500系
◆衝撃の流線形銀色に輝くミニ新幹線車両400系…etc
○なぜ日本の新幹線が世界に誇れるのか
海外では、世界一の名声ほしさに、ただ速いだけの高速列車があります。無謀とも思える実験をしたり、また「営業運転で世界最速」を謳った国は早々に死傷事故を起こし、最高速度を引き下げています。日本の新幹線は、東北新幹線「はやぶさ」の時速320キロ運転がフランスTGVと並ぶ世界一の速度を誇っていますが、これは、世界一の速度記録を更新させるためにではありません。あくまで、所要時間を短縮させるためであり、「世界一」はあとからついてきた結果です。本書は、新幹線のそんな「すごい! 」を集めました。キラリと光る特徴を簡潔にまとめています。日本の新幹線がどんな歴史を歩み、多くの人たちの労苦により進歩し、そして愛されてきたことをご理解いただければ幸いです。(本文より一部引用)
著者プロフィール
斉木 実
1963年、東京都生まれ。多摩芸術学園写真学科(現・多摩美術大学美術学部2部)中退。嘱託カメラマン、スタジオアシスタントなどを務めるかたわら、鉄道写真に取り組む。現在は鉄道写真作家として鉄道誌や旅行誌のほか、幅広いメディアで活動。車両や駅などの本質をとらえ、精細に作画表現するのをライフワークとする。米屋浩二との共著で『ニッポン鉄道遺産』(交通新聞社)や『ローカル線を旅する本』(KKベストセラーズ)、池口英司との共著で『知られざる鉄道遺産 首都圏 』(交通新聞社)がある。