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内容紹介
出雲大社、法隆寺、薬師寺、東大寺、東寺、厳島神社……
現代に優る超技術が詰め込まれた歴史的建造物
大型クレーンのない時代、高さ48メートルもあったとされる出雲大社本殿は、どのようにして建てられたのか?東寺の五重塔は、なぜ焼けることはあっても倒れることはないのか?
私たちが観光先などで何気なく目にする建造物には、知られざる先人たちの知恵と技術が注ぎ込まれていた――。
日本が誇る歴史的名建築を著者自身が取材。理系学者ならではの知見と視点で、その構造の巧みさ、自然に対する強さ、そして美しさの秘密の迫る一冊。
著者プロフィール
志村 史夫
1948年東京生まれ。名古屋大学工学博士(応用物理)、静岡理工科大学教授、ノースカロライナ州立大学併任教授、応用物理学会フェロー、日本文藝家協会会員。日本とアメリカで長らく半導体結晶などの研究に従事したが、現在は古代文明、自然哲学、基礎物理学、生物機能などに興味を拡げている。
主な著書に『「ハイテク」な歴史建築』(KKベストセラーズ)、『古代日本の超技術』『古代世界の超技術』『いやでも物理が面白くなる』(講談社ブルーバックス)、『スマホ中毒症』(講談社+α新書)、『アインシュタイン丸かじり』(新潮新書)、『漱石と寅彦』(牧野出版)などがある。