KKベストセラーズではワニの本、ワニ文庫、ベスト新書として古くから親しまれている単行本や新書の書籍出版を中心とした出版社で、ウェブメディア「BEST TiMES」などの運用も行っております。
内容紹介
彼らはどのように本を読んだのか! 「速読はバカの早食いのようなものである。
単に腹を満たすのが目的ならマクドナルドのハンバーガーでいい。
一流のレストランに大金を払って「栄養」を求めるバカはいない。
そのレストランが提供する技術に、魂が突き動かされていく。
その過程・時間にこそ、意味がある。
古典を読むのは、過去に存在した偉大なレストランで食事をするようなものだ。
これ以上の贅沢はない。
では具体的になにを読めばいいのか?
過去を振り返れば、すでに道は示されている。
本書では先人の知恵に学びながら、再びそれを示していく。大事なことは、真っ当な世界に連なる意志をもつことだ。」(「まえがき」より)
「人間として生き延びるには、
自己啓発本とはまったく別の意味における「スキル」が必要になる。
それは、自分を救えるのは自分ではないと気づくことだ。
自分の力などたかがしれていると思い知ることだ。
偉大なもの、崇高なものは、それを教えてくれる。
本書では人類が到達した場所と、
そこに至る「思考回路」を振り返らないと未来はないという事実を示した。
くだらないものと距離を置き、価値あるものに触れ続けなければ、
家畜として死ぬだけだ。」(「あとがき」より)
著者プロフィール
適菜 収
1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『